阪神淡路大震災や新潟中越地震においても、昭和56年に新耐震設計基準が施行されてから建築された住宅は全壊・半壊がなかったと聞いていますが、住友林業の住宅はどうだったのでしょうか。  
  各震災とも、倒壊や半壊などの被害は一棟もありませんでした。  
日本建築学会が発表している「住宅構造タイプによる被害率の違い」によると一般的な造軸組み工法はツーバイフォーなどの壁構造と比較すると、家具などの倒壊が多いというデータもありますが、住友林業では住宅内部の家具の倒壊に対してどのような対策をしているのですか。  
  住友林業の建物は、軸組+壁構造をミックスさせた構造で、建物の重心と剛心を近づけて建物と均一に揺れる作りになっています。また家具の倒壊対策としましては十字、L字の金物補強をお勧めしています。  
地震の2次災害として一番心配されるのが、「火災」ですが住友林業の「耐火性能」にはどのような特徴がありますか。  
  外部は難燃材の仕様をご提案させて頂き、外通気を塞ぐファイヤーストップ材も見切りに付けることで延焼を防ぐことができます。
*難燃材
「クロスパネル下地」:国土交通省が定める基準をクリアし、最高で準耐火60分の耐火性能が認定されている
「タフパネル」:準耐火構造45分の公的認定試験に適合した不燃材
 
住宅の耐震性を心配するお客様に対して、耐震性能を比較検討する場合にポイントとなることは何でしょうか。  
  住宅性能表示制度の等級(耐震等級)をご覧いただくと判りやすいと思います。但し、間取りによっては吹き抜けを設けることにより、等級が下がることもありますので、注意が必要です。特に耐震性を重視するお客様には、あまり複雑な間取りにしないことをお勧めしています。  
最後に、店長が考える地震に強い家づくりの中で「一番注意したいポイント」を教えてください。  
 
大手のハウスメーカーであれば、どのような工法であっても構造的な問題(耐震性の違い)はあまりないと思います。
地震に強い家づくりは、「強い構造」と「強い地盤」が必要不可欠です。
更に私がプランニングをする際に重要と考えていることは、「建物のバランス」です。建物に弱い所をつくらず、均等に力を受け流すバランスの良い建物のご提案を心がけています。
 
  インタビュアー/住まいコンシェルジュ森原華奈子  
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